香りを嗅ぐだけで、リフレッシュやリラックスに万能なアロマセラピー。美容面でも大活躍をしてくれます。
アロマセラピーで必ず使用する精油には様々な薬理作用があり、一瞬にして気持ちを高めたり、穏やかにしながら、美肌に近づけたり、老化を遅らせることができます。
年齢を重ねることでじわじわとやってくる、シミ・シワ・たるみに使えば、もちもちのお肌が蘇ります。ここでは、お薦めの精油をご紹介致します。
シミにはレモンがおすすめ
シミの原因は紫外線や活性酸素、ニキビの痕が原因とされています。またストレスやホルモンバランスの乱れからもシミが出てきます。
新陳代謝の良い10代や20代に比べて、少しずつターンオーバーのサイクルが28周期から遅れていき、早い人で30代のころからシミが目立っていきます。
精油を選ぶときも、この「新陳代謝」を促してくれるものを選びましょう。
お薦めはレモンです。
レモンは、シミを薄くすると同時に顔全体が透き通ったような美白へと変身させてくれますので、くすんでいた肌も明るくしてくれます。
また、お顔だけではなく、首筋やデコルテも一緒にケアができると、一段と透明度が上がり、美肌力がアップします。首筋にできてしまったイボも根気よくケアを続けていけば、ポロリと取れるという報告もあるようです。
【注意】
レモンは太陽にあたると逆にシミができてしまう恐れがあるので、夜寝る前などに使用してみてください。
他には、ネロリもお薦めですよ。
シワにはパルマローザがおすすめ
シワは加齢と共にやってくる避けられない現象です。また、様々な原因によって、それぞれいろんな部分にシワを作ってしまいます。
表情を作った後に、なかなかシワが戻らない表情ジワ。
ほうれい線などの真皮ジワ。
乾燥した時に目尻などにできる乾燥ジワ。
どれも自分に合ったスキンケアが大切になってきますが、ポイントは保湿にあります。
化粧水を塗布した後は、必ず美容クリームなどで水分を逃がさないようにしましょう。
精油を選ぶときは、「皮膚細胞の成長」を促してくれるものを選びましょう。
お薦めはパルマローザです。
お肌の水分を回復してくれるので、保湿ケアとして最適な精油です。
お肌の細胞の成長を助けるので使い続けていくうちに、少しずつ、お肌のハリを実感していきます。
シワへのアプローチは、「優しく丁寧に」を心がけてくださいね。あまり強くこすってしまったりすると、かえって、シワの原因になってしまうことがあります。
他にはフランキンセンスもお薦めですよ。
たるみにはローズマリーがおすすめ
お肌のハリを支えているコラーゲンやエラスチンが衰えたりストレスや生活習慣などが原因でお顔全体の表情筋が下がってくるたるみですが、加齢による真皮の空洞化がたるみの原因を作ってることも分かってきました。
その空洞化した真皮を埋めてくれるのが、ローズマリーです。
ローズマリーは、若返りのハンガリアンウォーターと言われ、その昔、ハンガリーの王妃が使い、高齢だったのに、隣国の若い王子から求婚されたという言い伝えがあります。
【注意】
ローズマリーは血圧をあげてしまう恐れがあるので、注意しましょう。
また、てんかんを持っている方や、妊娠中は避けましょう。
キャリアオイルについて
精油をお肌につけるときは、キャリアオイルと呼ばれる植物油に希釈しなければなりません。濃度は0.5%濃度です。キャリアオイル10mlに精油1滴を入れてよく混ぜてから使いましょう。
お薦めのキャリアオイルは、
どんなお肌に合い、保湿力に富んでいるホホバオイル。
お肌の再生を促してくれるローズヒップオイル。
ビタミンEをたくさん含んでいる小麦胚芽オイル。
【注意】
小麦胚芽オイルは、粘性が強いので、他のキャリアオイルに10%程度混ぜてご使用になられることをお薦めします。
このように、アロマセラピーで使う精油には、「シミ、シワ、たるみ」に嬉しい働きをしてくれるので、是非、リラックスしながら始めてみてくださいね。
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