非常に注目の的となったニベア青缶。
ドイツ生まれのニベアは私達が生まれた頃にはもうすでに日本でも販売され、長い間老若男女誰もが使用、あるいは見たことがある保湿クリームです。
ニベア最強神話がでたのは3年程前で、最近もまたこのニベア青缶にちょい足しテクのすすめがネットで出回っているので興味がでてきてサーチすることにしました。
そもそものニベアの青缶の話題の発端は、セレブ御用達の超高級スキンケアクリーム、「クレーム ドゥ・ラ・メール」と成分が似ているということころからスタート。
100mLが¥58,320 (税込) というさぞかし美容成分たっぷりの価格スキンケアクリームで「憧れのクリーム」的な存在でしょうか。
そんなクリームと同じような成分なんてことになったら、それは「ニベアすご~~い!!」コスパ高すぎ!という事になりますよね。
目次
ニベアとクレーム ドゥ・ラ・メールはそっくり!?成分の違いとは?
ニベア成分
水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料
クレーム ドゥ・ラ・メール成分
水、ミネラルオイル、褐藻エキス、ワセリン、水添ポリイソブテン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、ライム果汁、パラフィン、エタノール、硫酸Mg、オレイン酸デシル、ジステアリン酸Al、オクチルドデカノール、香料、クエン酸、ステアリン酸Mg、パンテノール、安息香酸Na、水添野菜油、シアノコバラミン、カロチン
同じ成分に黄色く蛍光ペンをひいてみました。
ニベアとクレーム ドゥ・ラ・メールの成分の違うところ
ニベアに含まれていない成分で、クレーム ドゥ・ラ・メールに含まれる肌に栄養を与える成分となると褐藻エキスとシアノコバラミン。
この成分に高価ポイントがあるのでしょうか?
褐藻エキスは海藻から採れる成分細胞活性作用と保湿作用がある成分です。
ニベアだとグリセリンにあたる位置です。
たしかにグリセリンよりも美容効果が期待できる成分ではあるものの、海藻成分がどれだけのコストがかかるのか不明。
なぜこんなに高額なのか?
考えられるとしたら独自製法料金がPlusということでしょう。
海藻成分がたっぷり含まれているようなら長期的使用で効果の実感は得られるはずです。
クリームの色からは不安がありますが・・・
ドゥ・ラ・メールにはビタミンB12の1種である「シアノコバラミン」が配合されています!
シアノコバラミンはコバルトという成分を含んでいてその成分が暗赤色です。
色素剤としても使用される成分ですが、そのシアノコバラミンが含まれているはずのクレーム ドゥ・ラ・メールはホワイトクリームということはこの美容成分は微量という事が伺えるのです。
ニベアとクレーム ドゥ・ラ・メール
共に主成分は石油由来成分が大半でクリームのベースが似ています。
このベースは高額なものではありません。
クレーム ドゥ・ラ・メールの成分に似ているニベアが凄い!!のではなくてニベアが適正価格であるという事です。
ニベアはワセリン・グリセリンの保湿ベースと水添ポリイソブテン・シクロメチコン・マイクロクリスタリンワックスの重厚なオイルで、皮膜を作ります。
皮膚内部の水分の蒸発を防ぐ役割は相当望める構造になります。
個人的にサーチしてみてわかったことは、原価は非常に安価であるということ。
なので、ニベアはほぼ適正価格であり、クレーム ドゥ・ラ・メールはそのニベアの適正価格よりも少し高めの価格であれば納得価格であるスキンケア商品だという結論になりました。
ニベアとクレーム ドゥ・ラ・メールに効果の違いが実際あるのか?ないのか?
海外でも検証されていました。
左顔半分にニベアクリーム、右半分にクレーム ドゥ・ラ・メールを塗って測定。
出典: http://www.dailymail.co.uk
2週間経過でVISIAという「シミ」「シワ」「毛穴」「色ムラ」「ポルフィリン」「隠れジミ」「メラニンインデックス」「ヘモグロビンインデックス」の解析ができる皮膚計測機器で検証しています。
検証結果としては2週間、3週間とニベアを塗った左のほうが潤いが増していき、顔の赤みが減りました。目の周りのしわも薄くなったそう。
クレーム ドゥ・ラ・メール側も劣っている様子は見た目的にはありません。
ニベア最高!の声を上げる人の特徴。ニベアのスキンケア向きの人そうでない人
「ニベアってあの高級スキンケア商品と成分が一緒なだけある~~~すごい肌力アップした!」という声を上げる人に考えられる理由をサーチしてみました。
そもそものケアーの問題
上記であげたニベアの成分をみて分かるように、とにかく外部からの刺激からの保護だったり、もともとある肌内部の水分の蒸発を防ぎ肌を守る保湿クリームとしては優秀です。
そんなに凄いならニベアにケアを切り替えてみよう思い、今までの間違っていたケア、合っていなかったケアを一時的でも中止するわけです。
その結果肌への刺激、ダメージが減るので肌が回復へと向かうという事です。
気持ちで作用されやすい方は効果が高まる可能性
クレーム ドゥ・ラ・メールの価格はとても高いです。クレーム ドゥ・ラ・メールの使用で、ブランド力というか、心への影響が、実感となる事も大いにあることで、
「高価なものとを使用している!✨」この気持ちによって科学的効果以上のものが得られる場合があります。
よって、ニベアが似たような成分だというこで、「ホントだ!凄くいい~~!」という現象も起こりえます。
ニベアスキンケアが不向きな人
明らかに不向きな対象者は、肌が既に老化しだしている、自己回復力が衰えている方や、普段メイクなどで肌に負荷がかかっている人には、やはり保護だけでなく、栄養サポート的なスキンケアをしなくてはなりません。
結論
ニベアとクレーム ドゥ・ラ・メールどちらも成分からみて、悪い保湿クリームではない。
石油由来成分が大半であるベースなので、栄養素は少なめなため、エイジングケアに必要な商品としてはやはりこのケアのみは足りないと考えます。
クレーム ドゥ・ラ・メールはどう考えてもコスパが高すぎだと考える美容業界の方が多いです。
そしてニベアは本来ボディ用。非常に油分が多いものなので、思春期特有の皮脂状態、ホルモンバランスなどの要因で顔に使用し続けてニキビを増加させることとなる可能性もあります。
双方特別高機能なスキンケア商品ではないといことを頭の片隅に置いておくと良いですね。
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