月経がはじまる10日前後あたりから、たくさんやることがあるのに、やる気が起きなかったり、理由もないのにイライラして、家族にやつあたりしてしまったり・・・
自己嫌悪に陥ってなかなか気分も上がらない。
それは、月経前に起きる月経前症候群(PMS)かもしれません。
目次
月経前症候群(PMS)とは
原因は解明されていませんが、女性ホルモンの排卵前のエストロゲンから排卵後のプロゲステロンに変わるときにバランスを崩して症状が起きると言われています。
体のトラブルでは・・・・
腰がズンと重たくなり、動くのが辛くなる。
頭痛がひどくなる
肌荒れ
甘いモノを欲する
胸がはり痛い
むくみがでる
心のトラブルでは・・・
イライラがとまらない
眠くテンションも下がる
不安になる
涙もろくなる
集中力がなくなる
などなど、その人の体質、体調により人それぞれ症状には違いがあり、200種類以上はあると言われています。
自分がPMSであることを自覚し、生理のせいであることを把握するだけでも気持ちはだいぶ違います。
そして、自分に合うリラックスできる方法を探しておくことをおすすめします。
その方法のひとつとしてアロマセラピーはおすすめです。
月経前症候群PMS 対策にアロマの活用方法
月経前症候群の様々な症状にはアロマテラピーが有効です。
アロマテラピーで使用する精油にはやる気を起こさせてくれたり、イライラした気持ちを鎮めてくれたりと不快な気分を変えてくれるお手伝いをすることができます。
芳香浴・吸入
アロマディフューザーなどを使ってお部屋に香りを拡散させて、気持ちをリフレッシュしたりリラックスさせることができます。
会社や電車の中、またご家族が香りを嫌がるときは、ティッシュなどに精油を1~2滴落として直接嗅ぐ方法もあります。
トリートメント
足がむくんだり、腰が重くなったりなど、体の不調にはアロマトリートメントが有効的です。アロマショップなどで手に入る月経前症候群用としてブレンドされたものや、ここで紹介している精油をキャリアオイルに希釈して自分好みのブレンドオイルを作成して、気になる部位に刷り込みます。月経前に一度アロマサロンでの全身アロマトリートメントを受けるのもひとつの活用法です。
アロマバス
全身浴や部分浴(手浴や足浴)で精油やハーブのバスソルトを入れて、リラックスしたり、精油の成分を全身に行き渡らせる方法も、気持ちが穏やかになり、体も楽になります。
純正な精油を使った製品を選ぶことも大切です。
アロマバスソルトは天然塩大さじ2に対して、お好みの精油2,3滴入れて良く混ぜるだけで簡単に作れます。
月経前症候群PMS 対策に6つの厳選精油
クラリセージ
一番お薦めの精油です。成分の中に女性ホルモンに似たものがあり、崩れたバランスを調整してくれます。普段は嗅ぎなれなくても、月経前に嗅ぐと不思議と落ち着きます。
イライラしたり、腰が重い時などに活躍してくれます。
ゼラニウム
心と体のバランスを取り戻してくれるゼラニウム。利尿作用があるのでむくみがひどい時にトリートメントをしたり、ニキビや肌荒れのときにはアロマ化粧水や、フェイシャルをしたりとお肌のケアにも有効的に働いてくれます。
ローズ
幸福感を感じることができるバラの香りは、落ち込んでしまった気持ちを上げさせてくれます。一日の終わりにアロマバスで締めくくり、リラックスできます。
ローズの精油は香りがきついので、アロマバスに入れるときは1.2滴に留めておくと賢明です。
ローマンカモミール
心の不調と痛みの緩和に役立ってくれる精油の一つです。精油ばかりではなくハーブティーもミルクと一緒に煮出して就寝前に飲めば心と体も温まり、リラックスして安眠効果につながります。
ネロリ
ビターオレンジの花から抽出されるネロリは心の不調に役立ちます。また、月経前のお肌の調子も整えてくれますので、アロマ化粧水や、美容オイルとして夜のフェイシャルケアに最適です。美容オイルは、お手持ちのキャリアオイル10mlに精油1滴を入れて混ぜるだけで簡単に作成できるのでお得です。
ラベンダー
ラベンダーは万能薬と言われますが、月経前に起きる頭痛にも効果的です。キャリアオイルで希釈したラベンダーのブレンドオイルを直接目尻や、肩・首などに塗布したり、洗面器に熱いお湯とラベンダーを入れてタオルをくぐらせ、絞ったものを首や肩に載せてケアする温湿布をすると痛みが緩和されます。
月経前症候群PMS 対策にアロマテラピーおすすめ6つの厳選精油のおわりに
月経前症候群(PMS)を悪化させてしまう要因には真面目なしっかりしすぎる性格であったり、ストレスだったりで症状が重くなります。
ずっとお付き合いしていく月経前症候群の症状ですが、少しでも軽くするためのセルフケアに上手くアロマテラピーを取り入れて、過ごしやすい生活を見つけてみてください。
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